「コンバーテック」誌の連載記事『DXがもたらしうる新時代のコンバーティング業界におけるビジネス変革』第6回が発行されました

加工技術研究会が発行する月刊のコンバーティング総合情報誌「コンバーテック」にて連載中の弊社CEO鈴木健二郎による第6回の記事が公開されました。
「DXがもたらしうる新時代のコンバーティング業界におけるビジネス変革」
第6回 領域別DXの進め方 ~製造領域のDX~
<以下、前書きより>
第6回となる今回は、レガシーシステムが社内に残存しがちな3つ目の領域として「製造領域」を取り上げ、DXを力強く推進し続けるための要諦について解説を試みることにしたい。
今回取り上げる「製造領域」は、まさに「今日の飯のタネ」をどうするかであって、製造業にとっては死活問題ともなりうるど真ん中の企業活動である。具体的には、材料もしくは部品を加工・組立した製品を製造する活動で、主に研究開発でのプロトタイプが終了した後の量産プロセスを指し、一般に、企画・研究、組立・加工、点検、生産の管理などが含まれる。通常、事業部門の製造部が担っている活動であるが、近年は製品だけではなく、サービスを作り出す活動も含めて製造と広義に呼ぶことがある。
製造プロセスのDXは、RPA(Robotic Process Automation:ロボットによる業務自動化)の導入により手作業で行っている業務やパソコン操作を自動化し、業務効率を向上させたり、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を駆使して組立・加工プロセスをAI(Artificial Intelligence:人工知能)と高性能カメラにより常時モニタリングすることで品質管理業務を省力化するなどが含まれる。わざわざ「2025年の崖」の話を持ち出さずとも、また敢えてDXというキーワードを使わずとも、近年の労働力不足によって、多くの企業にとって、これらの業務の効率化は急務な課題となっているのではないかと推察される。
参考HP:
コンバーテック 2022年1月号