「コンバーテック」誌の連載記事『一歩前へ。進み続けるDX』第6回が発行されました
加工技術研究会の月刊誌「コンバーテック」にて連載「一歩前へ。進み続けるDX」の第6回が掲載されました。
第6回 マーケティング領域のDX
<以下、前書きより抜粋>
今回からはマーケティング領域のDXに話題を移し、最初に先述の連載の第8回(2022年3月号)に登場したE社の近年の取組みをご紹介したいと思う。E社は、単に業績に翻弄されてマーケティングだけに着目した即物的な取組みではなく、CEO自らが経営を根本からデータ駆動型にシフトさせることを目指し、データ活用を起点としたマーケティング戦略の実装を進めた。
コンバーティング業界に限らず、多くの製造業の企業にとって、コロナにより大きな変革が求められた領域のひとつが、マーケティングの機能であろう。顧客企業においてリモートワーク化が進んだ結果、売上に直結する顧客パイプラインが寸断され、否が応でもオンラインでのチャンネルの開拓を迫られたはずだ。それまで普通に行われていた展示会、セミナー、訪問営業、商談といったオフラインチャネルのアプローチが使いづらくなり、立ち往生した当時を思い出す読者の方も多いのではないだろうか。
そこで注目されるのが、デジタル技術を駆使してマーケティングの取り組み方自体を変革させるという考え方である。私が経営するコンサルティング会社であるテックコンシリエでは、これを「データ駆動型マーケティング」と名付け、コロナ前からクライアントのサポートを進めてきた。データ駆動型マーケティングは3つの変革から成り、前連載でもご紹介したが、ここでも簡単におさらいしておこう。
参考HP:
コンバーテック 2024年9月号