「コンバーテック」誌の連載記事『今さら聞けない!DXのキホンの「キ」』第15回が発行されました
加工技術研究会の月刊誌「コンバーテック」にて新連載「今さら聞けない!DXのキホンの『キ』」の第15回が掲載されました。
「今さら聞けない!DXのキホンの「キ」」
第15回 進み始めた「デジタル」、進まない「トランスフォーメーション」
<以下、前書きより>
本連載では、我が国の政府が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)政策や産業界におけるDXの取り組みの現在地を把握し、個別の企業がこれから向かうべき方向性を考察する上で、経済産業省が定期的に発表してきた「DXレポート」をフォローしてきた。直近のところでは、2022年7月に発表された「DXレポート2.2」が最新版であり、その概要については、本年2月号「第7回『バリューアップのDX』とは何か?」から数回にわたって、同レポートのアップデートの背景とその主要なコンテンツである「デジタル産業宣言」の要旨について解説させていただいた。
今年度においては、(少なくとも、本稿を執筆している8月現在)DXレポートの更なるアップデート版の公式な発表はなされていないが、一方で我が国におけるDXの現在地を知る手掛かりとしては、経済産業省が所管するIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が2023年2月に発表した「DX白書2023」が、大変参考になると思われる。
「進み始めたデジタル、進まないトランスフォーメーション」
これがDX白書2023のサブタイルである。現在の日本のDXに関する状況を一言で説明する、大変キャッチーなサブタイトルであると感じる。そこには、日本企業におけるDXが一向に進んでいないこと、さらには日本企業にDXを進めるつもりはあるのかといった苛立ちすら募っているようにみえるのは筆者だけだろうか。
参考HP:
コンバーテック 2023年10月号