「コンバーテック」誌の連載記事『今さら聞けない!DXのキホンの「キ」』第12回が発行されました
加工技術研究会の月刊誌「コンバーテック」にて新連載「今さら聞けない!DXのキホンの『キ』」の第12回が掲載されました。
「今さら聞けない!DXのキホンの「キ」」
第12回「GX」ってなに?また「DX」の親戚が増えた?
<以下、前書きより>
本誌4月号の第9回「『デジタルガバナンス・コード2.0』がもたらすもの」では、経済産業省が2022年9月に発表した「デジタルガバナンス・コード2.0」のポイントを解説させていただいた。
「デジタルガバナンス・コード」とは、企業のDXに関する積極的な取り組みを促すために求められる経営者の対応を経済産業省がとりまとめたもので、初版は2020年11月に発表された。その2年後に早くも「2.0」として改定されたが、その主要な目的のひとつが、DXとSX、GXとの関連性を整理することであった。SXについては、直近の本誌5月号、6月号と2回続けて特集させていただいたので、記憶に新しい読者もおられることだろう。一方GX も、「デジタルガバナンス・コード2.0」においてSXと併せて紹介され、SXと同じくDXと一体的かつ迅速に推進していくべき取組みとして位置づけられている。
経済産業省が立ち上げた「GXリーグ基本構想」によると、「我が国がカーボンニュートラルを実現し、さらに世界全体のカーボンニュートラル実現にも貢献しながら、そのための対応を成長の機会として捉え、産業競争力を高めていくためには、カーボンニュートラルにいち早く移行するための挑戦を行い、国際ビジネスで勝てるような『企業群』が、自ら以外のステークホルダーも含めた経済社会システム全体の変革(トランスフォーメーション)を牽引していくことが重要である」との解説がなされている。
政府によって次々と定義される新たな「X」が、日本企業の経営者に突き付けられ、すっかり辟易してしまっている方もおられるかもしれない。今回は、DXとの関連性をできるだけ平易に紐解きながら、読者の皆さま向けにGXの解説を試みたい。SXと同様、GXは単なる一過的なバズワードではなく、未来に繋がる世界的なトレンドであり、事業環境の変化が激しいVUCA時代において持続的な成長を実現するためには、正しく理解して実行に移すことが不可欠だからである。
参考HP:
コンバーテック 2023年7月号