「コンバーテック」誌の連載記事『今さら聞けない!DXのキホンの「キ」』第10回が発行されました
加工技術研究会の月刊誌「コンバーテック」にて新連載「今さら聞けない!DXのキホンの『キ』」の第10回が掲載されました。
「今さら聞けない!DXのキホンの「キ」」
第10回 「SX」ってなに?「DX」の親戚?
<以下、前書きより>
本連載の中心テーマである「DX」に関連するキーワードとして、「SX」という言葉がメディアで取り上げられる機会が増えているのを、読者の皆さまはご存知だろうか。前号(4月号)の第9回「『デジタルガバナンス・コード2.0』がもたらすもの」にて、経済産業省が公表したデジタルガバナンス・コード2.0が、これからのDXとは切っても切れない概念として提示したSXに簡単に触れさせていただいたので、記憶に新しい方もおられるかもしれない。
しかしここのところ、何かと「トランスフォーメーション(「X」と略される)」を使った「●X」なる用語が巷にあふれ、やや食傷気味になっている方も多いのではないだろうか。「DXにあやかって、今度は何ですか?」「DXすらままならないのに、また新たなトランスフォーメーションに取り組む余裕はないよ」なんて声も聞こえてきそうである。
SXは、そんな“よくある「●X」の一種”として片づけるにはあまりにもったいない概念である。いやそれどころか、コロナによるパンデミックや米中対立、ロシアによるウクライナ軍事侵攻に象徴される国際情勢の大きな変化・地球環境の変動など、不確定要素に事欠かないこのご時世、SXを理解し経営に取り入れることは、すべての企業にとって欠かせないことであると筆者は考えている。加えて、SXは各社が取組みを加速するDXの価値を高めてくれる活動として位置づけることが可能な取組みである。
そこで今回は、DXに取り組む企業の方々にこそぜひ注目していただきたいSXについて、それが具体的にどのような内容を指し、なぜ重要視されているのか、またDXとどのように関わっているのかを少し詳しく解説していきたい。
参考HP:
コンバーテック 2023年5月号