「コンバーテック」誌の連載記事『今さら聞けない!DXのキホンの「キ」』第14回が発行されました
加工技術研究会の月刊誌「コンバーテック」にて新連載「今さら聞けない!DXのキホンの『キ』」の第14回が掲載されました。
「今さら聞けない!DXのキホンの「キ」」
第14回 “明日からでも取り組める”日本流のGX
<以下、前書きより>
GXは世界のトレンドであるのみならず、我が国でも国を挙げた産業政策として推し進めている取組みである。石油や石炭などのCO2排出量が多く、環境負荷の大きい燃料の使用を避け、太陽光発電や風力発電など温室効果ガスを発生させない再生可能なクリーンエネルギーに転換し、経済社会システムや産業構造を変革させて成長につなげることを指す。岸田内閣がすでに「GX実現に向けた基本方針」を発表しており、経済産業省は持続的な成長を目指す産官学連携の枠組みである「GXリーグ」を立ち上げた。
一見すると、本連載のテーマであるDXと直接は関係がなさそうであるが、GXの実現にはDXが不可欠である。例えば、GXの取組みの一つにデジタル化によるペーパーレス化があるが、既にある紙資料をデジタル化する場合にはAI技術の1つであるOCR技術が必要不可欠である。さらに、これからデジタル化を進めるものにおいても、決済資料であれば決済システムの構築、技術資料の保存であれば高いセキュリティーを持つサーバー構築などの高度なデジタル技術が必要である。業務プロセスの効率化、自社リソースの最適化においても同様に、デジタル技術との組み合わせが必須で、DX とGXは切っても切り離せない密接な関係であると言えるだろう。
参考HP:
コンバーテック 2023年9月号