加工技術研究会の月刊誌「コンバーテック」にて連載「一歩前へ。進み続けるDX」の第3回が掲載されました。
第3回 製造領域のDX
<以下、前書きより抜粋>
今回は、製造領域のDXに取り組んだC社のDXの「その後」を追いかけてみたいと思う。A社やB社のような、未来に目を向けた「明日の飯のタネ」を作る中長期的な活動とは少し異なり、製造領域は「今日の飯のタネ」を創り出す活動である。製造業にとっては、今まさに工場で動いている活動であり、その分、DX化のために腰を据えてじっくり取り組んだり、徐々にワークフローを変えていくという取り組み方が難しい面がある。ワークフローを変えるのに長期間稼働を止めようものなら、会社の死活問題ともなりうるからだ。
工場内での製造工程とは、材料もしくは部品を加工・組立した製品を製造する活動で、主に研究開発でのプロトタイプが終了した後の量産プロセスを指し、一般に、企画・研究、組立・加工、点検、生産の管理などが含まれる。通常、事業部門の製造部が担っている活動であるが、近年は製品だけではなく、サービスを作り出す活動も含めて製造と呼ぶことがある。改めてこれらの一連の業務を見ていただくと分かる通り、脈々と会社の事業活動を支えてきた根幹の活動であり、それだけにレガシーシステムが残存しがちで、一朝一夕ではDX化ができるものでは到底ないことが分かるだろう。
参考HP:
コンバーテック 2024年6月号
ゼミ・セミナーのお申し込みはこちらから
サービス内容の資料はこちらから
お問い合わせはこちらから